時事記録 就職活動のために

11/20/2006

コンビニATM:三菱東京UFJ 手数料を平日昼間無料に

 三菱東京UFJ銀行は20日、同行に口座を持つ全顧客を対象に、コンビニエンスストアのATM(現金自動受払機)利用手数料を、来年3月中をめどに引き下げると発表した。顧客への利益還元策の一環で、平日昼間の入出金は無料になる。一部の顧客やコンビニATMを対象にした無料サービスを提供している大手行はあるが、一律無料とするのは初めて。

 対象となるのは、セブン?イレブンやローソン、ATM管理会社「イーネット」と提携しているコンビニの店内に設置された全国約2万2000台。現状は出入金の際に、平日午前8時45分?午後6時は105円、それ以外の時間帯と土日祝日は210円の手数料がかかるが、平日昼間は無料、その他は105円に引き下げる。

 同行は05年度に邦銀で初めて1兆円を超える最終(当期)利益を計上し、06年9月中間連結決算も好調だった。銀行への「もうけ過ぎ批判」を受け、利益の還元策として今年5月から自行の本支店間の振込手数料の一部を無料化。ATM手数料の引き下げの要望も高いことから今回の措置に踏み切った。

 ATM手数料を巡っては、他行の顧客を含めて無料ATMを展開する東京スター銀行に対し、三菱東京UFJ銀が異議を唱えており、銀行間手数料などの見直しを交渉中。だが、畔柳信雄頭取は「今回の対応は自行の顧客に対するもので、まったく関連性はない」と説明。